「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。
当サイト開設の理由を 一言で言うと、子どもがしゃべらないと不安になっているお父さん、お母さん、もしくは子どもが自閉症等の発達障害と宣告されたお父さん、お母さんへ、「大丈夫ですよ」と伝えるためです。
どんなお父さん、お母さんもそうだと思うのですが、子どもが産まれた時は希望に満ちています。
今は泣いてばかりだけどそのうち笑うようになり、しゃべり始めいろんな経験をしていくんだろう。
どんな学校に行くのだろうか?
こんな仕事についてほしいな。
そんなことを具体的ではなくとも、おぼろげに考えたりするでしょう。
しかし、2歳になっても子どもがしゃべらない、なんてことがあると、どうしようもない不安に取りつかれます。
それでも「問題ない」と思い込もうとし、「問題ない」証拠を一生懸命に探し続けます。
だけども残酷に時は流れ、3歳になってもしゃべらないという現実を突き付けられ、療育相談なり医師への診察を受けることになるのですが、それでも「問題ない」と言ってもらえるんじゃないかと、かすかな希望を持っているでしょう。
しかし、そこで「自閉症」、「広汎性発達障害」という宣告を受け、奈落の底へ落とされたような感覚を覚えます。
今まで思い描いていたことが、ガラガラと音を立てて崩れていく感覚を覚えます。
そんな経験をしたお父さん、お母さんは誰でもそうだと思います。
どうして自分が、どうして自分の子が、と神を憎むこともあるでしょう。
でも、そんなお父さん、お母さんに「大丈夫ですよ」と伝えてあげたい。
専門家でも何でもない私に言われても、何の慰めにもならないでしょう。
そして、私も「何歳になったらしゃべるようになる」とか「何年たったら他の子と変わらなくなる」とかそんなことは言えません。
だけども、どんな子どもでも確実に成長し、その成長を「いわゆる普通の子の親」よりも喜ぶことができるのです。
その子に愛情を注げば注ぐほど、その子も楽しく毎日を過ごすことができるようになり、笑い声の絶えない家庭になるでしょう。
障害児を持つ親はほとんどそうだと思うのですが、「次の子どもも障害児でよいか?」という質問には「YES」と答えられませんが、「生まれ変わってもその子の親でいたいか?」という質問には「YES」と答えると思います。
こんなことを伝えることができるのは専門家ではなく、実際にそれを経験した障害児の親しかありません。
いま不安で、もしくは落ち込んでネットであらゆることを検索しているお父さん、お母さんにこれが伝えられたら嬉しいです。
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