発達障害児の親による映画レビュー「マラソン」




どうも、「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。

市と障害児の母親が運営しているNPOが主催した、映画の上演会に行ってきました。

初めに市長の挨拶がありましたが、感極まって言葉に詰まる場面が2回ほどあり、感動しました。

映画は、こちら

「自閉症の長男に好きなことを見つけてほしいと、元オリンピックの金メダリストにコーチを依頼し、マラソンをさせる母親が結局は自分のためにさせていたんじゃないかと悩むが、最後は本人が自主的にマラソン大会に出場する」という内容です。

うーん、分かりづらいですね。

まぁ、いいや。

この映画では、障害児を持つ母親の大変さが描かれています。

幼少時代全くコミュニケーションができない長男、別居して育児に非協力な夫、その対応を一人で懸命にやろうとしています。

しかし、決して完璧ではない。

長男に対し過保護になり、健常児である次男から「何も聞いてくれない」と反発され、問題を起こす長男を罵倒したり殴ったりする相手に対し食ってかかる・・・・・・。

そして「好きなことを見つけてほしい」とマラソンをやらせたことが、結局は自分のエゴだったのかと悩み胃に穴を開けてしまいます。

しかし、全てを超越してしまうのが主人公の純粋さ。

練習で手のひらに草を当てながら走っていた主人公が、大会では応援の人たちとハイタッチしながら走る姿は感動的ですが、たぶん本人は草と同じ感覚で走っているんだろうなと・・・・・・。

そしてラストシーンで笑顔を要求された主人公が見せたものは、私の予想とは異なるものでした。

いい意味で期待を裏切られた感じです。

私はあんまり映画で泣く人間ではないのですが、やっぱり自分とそしてあおと重ねあう部分があると、涙腺が緩んでしまいますね・・・・・・。

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