発達障害児の親によるブックレビュー「拝啓、アスペルガー先生 マンガ版」

拝啓、アスペルガー先生




どうも、「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。

書店で偶然見つけた時に、即買いしてしまいました。

ABAで著名な奥田健次先生のカウンセラーの事例です。

  • レンくん(小1)いつ教室に戻れるの?
  • レイアくん(小4)4年生になっておねしょなんて
  • サトちゃん(4歳)トラブルは学ぶチャンス
  • マシモくん(小1)私が殺します

 

マンガ版ということで読みやすいのですが、事例は4つだけで物足りなさはあります。

その前に出版された原作本では16個の事例が載っているそうで、そっちを買えばよかったかなーと思ったりもします。

でも文字だけでどうやって表現するんだろう?と思う個所もあります。

例えば、暴力を振るおうとするレンくんを無言で壁に押し付けるというシーンがあるのですが、言葉では何の説明もありません。

逆に言うと分かりやすい分、「自分でもやってみようとする人がいること」を先生も心配しています。

ABAの技法は相当な覚悟を持って、やる必要があると思います。

今まで見たこともないくらい泣きわめき暴れても徹底してやる必要があるときもあるし、それが間違った方法であれば子どもへの影響は深刻なものとなってしまうでしょう。

というわけで、先生も「どうしても必要な場合は、これらの技術を専門家の下で見せてもらって手ほどきを受けてからにしてください」とあとがきに書いているのですが、ABAの専門家なんて近くにはいないですよね・・・。

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