発達障害児は生命の死を理解しているのか?あおの事例




どうも、「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。

突然ですが、発達障害児って生命の死をどこまで理解しているのか、全くわかりませんよね。

我が家で飼っていたいた金魚やメダカが死んだときも、健常児のあかは非常にショックを受けていましたが、発達障害児のあおには全くそんな様子は見えませんでした。

我が家では十姉妹を2羽飼っています。

あおが「小鳥が欲しい」と言っていたので、何年か前の誕生日に買ってあげたものです。

飼いやすさから、雄2羽にしました。

「ジュウちゃん」と「シロちゃん」

まぁ手乗りではないので正直私もそんなに愛着がわかず、あおもそんなに愛情を持っているとは思えないのですが、休みの日は毎朝餌やりと水の交換をしています。
(それをやらないとゲームができないことになっているので・・・)

その十姉妹に対するあおの反応を2つ紹介します。

目次

1.「シロちゃん・・・、死んでた・・・」

白い鳥

ある休み前の夜、私は何かの用で玄関に行くと、鳥かごの底に白いものが・・・。

それは確かめるまでもなくシロちゃんで、触ってみても全く動きませんでした。

もう夜なので、その日はそのままにして、次の日。

あおは私や妻が起きるよりも早く起きていました。

鳥の世話は終わっているはずなのに、そのことについて何も話してきませんでした。

妻か私「あお、鳥さんのお世話した?」

あお「した!」

機械的に餌やりと水の交換をしている感じなので気づかなかったのかなとも思い、

「何か気づいた?」と聞くと、

何となく私知ってるよ的な顔で、「うん」と答えて、

「シロちゃん・・・、死んでた・・・」と言いました。

その時の顔も悲しいとかではなく、何か若干得意げな顔に違和感を感じました。

もし私が子供のときそれに気づいたのなら、大騒ぎして両親に伝えたと思うし、生命の死というものに何らしかの衝撃を受けたと思うのですが、あおからは全く感じられませんでした。

理解しているのかしていないのか?

理解していても受け止め方が違うのか?

何がどう違うのかはよく分かりませんが、やっぱり違うんだなと思わせた事件でした。

その後のお墓づくりもあかの方が一生懸命やっていましたよ・・・。

2.「ジュウちゃんがなんかおかしい・・・」

鳥かご

シロちゃんが死んで2年弱、それからもあおは淡々とジュウちゃんの世話をしてきました。

ある日、あおが「お母さん、ジュウちゃんがなんかおかしい」と言って、妻を呼びました。

妻と一緒に行ってみると、ジュウちゃんが鳥かごに足の爪が引っかかった状態でぶら下がっていました。

ジュウちゃんの目は開いているものの、全く動きません。

何かの拍子に引っかかって取れなくなったのか、落ちるときに引っかかったのか・・・。

これは既にダメかもと思いましたが、とりあえず落ちてもいいので爪をはずしてやろうと思い、爪楊枝で外してやるとジュウちゃんはバタバタと飛んで止まり木に止まりました。

引っかかって取れなくなってしまったんですね。

取れないのでじっとしていたのか、ぶら下がって気を失ってしまったのか。

そのまま放置していたら、危なかったかもしれません。

あおが教えてくれてよかった。

あおがどんな気持ちで親を呼んだのか知りたくて、聞いてみました。

私「ジュウちゃんがおかしいと言ってくれたとき、どう思った?」

あお「びっくりした」

それ以上のことを聞きだしたかったのですが、それは無理でした・・・。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

シロちゃんが死んでいるのに気づいても教えてくれなかったあおが、ジュウちゃんの様子がおかしいと教えてくれるようになりました。

生命の死というものを理解しているのかは不明ですが、自分が気づいたことを親に教えてくれるようになった、それだけでも成長したと思うし、親子のコミュニケーションが取れている状態だと思います。

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