どうも、「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。
発達障害児の親としては、子どものために何かを主張したいというか、伝えたいことがありますよね。
例えば、先生に「子どもへの接し方をこうしてほしい」とか、同級生の親に「子どもの特性を理解してほしい」などなど。
今回は、そのために必要な”誠実”について書きたいと思います。
目次
1.”誠実”とは
”誠実”とは、どういう事だと思いますか?
私は、”言動と行動が一致していること”だと定義しています。
要は、「言ってること」と「やってること」に「差がないこと」です。
別に「人間には誠実さが必要だ」とか、そんな眠たい話ではありません。
自分が主張したい事があってどんなに説得力のある話をしたところで、行動が伴っていないと誰も聞いてくれませんよ、ということです。
例えば、煙草のポイ捨てをしている人がいるとして、その人が「環境問題は・・・」とか言っても誰も聞かないですよね。
「お前ポイ捨てしてるじゃん」と思われるだけです。
普段から環境に配慮した行動をしている人が発言することによって、初めて話を聞いてもらえるわけです。
2.事例
何でこんな話をするかというと、以前あか(次女)の幼稚園の発表会がありましたが、いわゆる”場所取り”に今回から始まったルールがありました。
まぁそこで”ズル”をする親がいるわけです。
そのルールを守らない親に対して怒りの感情が湧いたり、そのルール自体に不満を持つ人も多かったかと思います。
でも私はそんな”ネガティブな感情”はありません。
「あぁ、残念な人だな」と思うだけです。
今後その人がどんなに良いことを言っても、「でもズルするけどね」と思われるだけです。
その人が主張したいことがあっても、受け入れてもらえないでしょう。
また、怒りの感情が湧くのはズルをした人が”得をしている”と思うからでしょうが、冷静に判断してそんなに得ではないですよね。
今回の場所取りでは、ズルをした人、していない人との差はせいぜい2メートル程度です。
見え方はそんなに変わりません。
ビデオにはズーム機能があるので、全く差はありませんよね。
大体ズルをした人は、していない人の目を見ることができますか?
ズルをして後ろめたい気持ちがあるくらいなら、正しいことをして堂々としていればいいのです。
”不利益を受け入れろ”ということではありません。
本来より不利益な事を強要されたら、そこは主張して断固拒否すればいいのです。
正しいことをしているのですから、正々堂々と何の迷いもなく拒否することができます。
普段から恥ずかしくない行動を取り続けることによって、人を動かすことのできる言動をすることが可能になります。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分が主張したいこと、訴えたいこと、伝えたいこと、理解してほしいこと、それを話して聞いてもらうためには、普段から”誠実”である必要があります。
普段から恥ずかしくない行動を取り続ける、やるべきことをやっている、そう周りから評価されることで、話を聞いてもらえるようになるのです。
普段やるべきことをやっていない人がいくら主張しても聞いてもらえるわけありません。
発達障害児は、周りから理解されにくい、誤解されてしまう、そんな特性が残念ながらあります。
それを理解してもらう、誤解を解く、そんな努力を親がして子どもを守らなければなりません。
子どもを守るために、子どもの周りの人に動いてもらうように、発達障害児の親は普段から”誠実”である必要があるのです。
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