最少の努力で高度情報処理技術者試験に合格する方法の中編です。
中編では、具体的な対策の内容に入っていきます。
目次
3.午前の対策
さて、「最少の努力で情報処理技術者試験に合格する方法」の具体的な対策の内容に入っていきます。
まず、午前の対策です。
と書いておいて何ですが、午前の対策に時間をかけているようでは、合格はできません。
午前くらいは何も対策をしなくても、合格点を取れるというのが望ましいです。
何も対策しなくても合格点を取れるというのは難しいですが、さらっとおさらいするくらいに留めることは可能です。
最小限の努力、ということですね。
具体的には「過去問の見直し」です。
午前の問題では、過去問と全く同じ問題が相当数出ます。
「参考書で勉強して知識を増やして高得点を取る」というのは大変ですが、「過去問の答えをなんとなく覚えて高得点を取る」のは簡単です。
午前問題の解答はその日の夕方には公開されるので、毎回すぐに自己採点をします。
正解した問題にはその問題番号に丸をつけ、不正解の問題には正解の番号に丸をつけます。
そうすると、問題と解答を同時に見ることができます。
そして、次回の試験の前日や当日に過去受験した問題と解答を見直します。
上記の方法を続けていけば、毎回70%以上の得点を取ることができるようになります。
そうすれば「午前で不合格」ということはなくなり、午後の対策に時間を費やせるようになります。
「継続的に受験する」ことがここでも大事になりますね。
5年に1回受験しているなら、この方法は全く役に立ちません。
人はすぐに忘れるし、問題の傾向も変わってきますからね。
半年に1回これを実行していれば忘れる前に更にインプットすることができ、過去問と同じ問題は確実に正解することができるようになります。
1回目の受験の時はどうするか?
IPAのページで過去問と解答をダウンロードできるので、数年分印刷して見るだけでもいいですね。
この時は問題と解答別々に見るのではなくて、問題の正解に丸をつけておくことが大事です。
そうすることにより、問題と正解を同時に見ることによりなんとなく覚えていくことができます。
午前の対策で、お金をかける必要はありません。
4.午後Ⅰの対策
さて、「最少の努力で情報処理技術者試験に合格する方法」の「午後Ⅰの対策」です。
午前の対策でお金をかける必要はないと書きましたが、午後の対策はそういう訳にはいきません。
午後Ⅰは記述試験になるので、ある程度の知識が必要となります。
そのため、問題集や参考書を購入して勉強することになります。
問題集は過去問等の問題と解答が記載されている物、参考書はそれに加えてその試験区分で必要な知識や解答テクニックが記載されている物です。
問題集より参考書を購入することをお勧めします。
午後Ⅰは午前と違って同じ問題が出題されることはありえないので、ベースとなる知識を身に着ける必要があります。
その上で問題を解いてみる、ということが大切です。
参考書を選ぶポイントとしては、
- モノクロではない
- 図や表が載っている
- 問題の解答は、解答だけではなく解説が詳しく書かれている
- どちらにしようか迷ったら、薄い方を選ぶ
①、②は単純にその方が読みやすいということです。
真っ黒で文字だけ書かれた本は、読みづらく疲れますよね。
フルカラーである必要はありませんが、多少は色が付いていて図や表が含まれていた方が疲れにくいわけです。
そして、一番重要なのは③です。
午後Ⅰの対策で問題を解くことで重要なのは、正解したかではなく正解に辿り着く考え方やテクニックを身に着けるということです。
詳しい解説を読むことにより、その知識やスキルを身に着けることができます。
購入する参考書は1冊だけにしましょう。
複数の参考書を勉強するより、1冊の参考書を繰り返し勉強する方が実力がつきます。
そのため、④の薄いものを何回も勉強した方がよいです。
繰り返し勉強することが大切ですね。
分厚い参考書だと、繰り返し読むどころか、最後まで読めなかった・・・ということになってしまいます。
あとは、午前の対策が載っている必要はありません。
午前Ⅱはあってもよいですが、午前Ⅰは全く必要がありません。
午後Ⅱの対策でも書きますが、論文の模範解答が載っているものを選びましょう。
勉強をする時間、やり方はいろいろありますが、最少の努力ということで、お勧めは通勤時間帯です。
電車に乗ったときにスマホをいじくるんではなく、参考書を読みましょう。
たった10分でも毎日読めば、相当進みます。
電車通勤じゃない場合は、毎日30分早く起きて勉強することですね。
いずれにせよ、勉強を習慣にしてしまうことが大切です。
5.午後Ⅱの対策
さて、「最少の努力で情報処理技術者試験に合格する方法」の「午後Ⅱの対策」です。
午後Ⅱは論文です。
これがとんでもなく高いハードルに思えます。
合格するためには、およそ3,000字書かないといけないのですが、実際これがものすごく大変です。
3,000字って読めばあっという間ですが、書くのは大変なんですよね。
まず3,000字も書けないし、書いたとしても手が疲れて握力がなくなり、メチャメチャ汚い字になります。
これでは合格はできません。
内容以前に読んでもらえないとダメですよね。
で、対策ですが、参考書を読むと「自分で書いてみましょう」とあります。
「あらかじめ書いたものを自分のテンプレートとして用意しておきましょう」ということです。
そして、「それが一つではその時の問題に対応できないので、三つくらいは用意しておきましょう」と。
うん・・・、確かに合格する可能性を高めるにはそれが良いのは分かるのですが・・・、なかなかできないですよね。
そこで、「最少の努力で情報処理技術者試験に合格する方法」の「午後Ⅱの対策」ですが、参考書の模範解答をひたすら写すことです。
原稿用紙を買って、ひたすら写すのです。
私の場合は、試験の前日図書館に行ってやります。
そうすれば、まず手のトレーニングになります。
実際疲れにくくなります。
そして、いくつかの論文を書き写すうちに、何となく論文の構成というものが分かってきます。
論文の内容を考えるのはぶっつけ本番になってしまいますが、何となく掴んだ論文の構成に自分の経験を当てはめることができるようになってきます。
後編では、試験前日の過ごし方、試験の後にやっておくべきこと、などを書きます。
後編で書いていることを実践することで、合格にグッと近付くと思います!
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