発達障害児の親が調べてまとめた!発達障害の原因とは?




「我が子が発達障害かもしれない」と思い、このページに辿り着いたお父さん、お母さんもいるのではないでしょうか?

このサイトは、発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイトです。

発達障害児の親の先輩として、今まで勉強してきたことを分かりやすく伝えていきます。

このページでは、「我が子が発達障害かもしれない」と思ったお父さん、お母さんがまず知りたいであろう発達障害の原因について、私が調べたことをまとめました。

目次

1.発達障害とは?

発達障害は脳の機能障害であって、通常低年齢にその症状が発現するものです。
親の育て方や愛情不足、ストレスなどの心の問題から発症するものではありません。

愛着障害などが二次障害として現れることもありますが、あくまでも生まれつきの脳の機能障害です。
あなたの子育てに問題はありません!

最近「発達障害」という言葉をよく耳にするようになりましたが、発達に問題があること全般にその言葉が使われていることがあります。
「私の子どもは発達障害で〇歳まで歩けなかった」というのは発達障害ではありません。

発達障害児の親がまとめた!発達障害の症状と特徴と診断方法

それでは、発達障害となる原因は何なのでしょうか?

2.発達障害の原因

意を決して病院や診療所へ行って診断を受けたとしても、その原因について触れられることはまずないでしょう。

医師の見解としては、発達障害の原因は科学的に解明されておらず、生まれつきの脳の機能障害であるというものです。
そのため、そんなことよりも今後の療育を考えることが大事だというスタンスです。

しかし、「我が子が発達障害」という現実を突きつけられた親にとっては、そうはいかないですよね?

何としても原因を突き止めたいし、原因が分かればそれを取り除くことによって治るかもしれない、と。

私もそんな思いから、様々な所から発達障害の原因と噂される情報を収集しました。
それを以下にまとめます。

2-1.グルテン・カゼイン

「グルテン(小麦などの麦類)、カゼイン(乳製品)を完全に除去すれば、改善する」

GFCF(グルテンフリー・カゼインフリー)ダイエットというらしいです。
初めてこれを見つけたときは、歴史的発見をしたくらいに興奮しました。

これを実践している親の「日本の専門家は知識が足りない」という書込みを見て、そうなのかと思ったりしてました。
しかし、これを実践するということはパンと牛乳を全く摂取しないということになり、現実的ではありません。

グルテン・カゼインが100%発達障害の原因であるならば相当の決意を持って取り組みますが、そこまで信頼できる情報ではないと判断しました。
その後療育相談の先生にもこのことを話したところ、「そういう情報は知った上で否定している」という回答を受け納得しています。

2-2.水銀

「水銀等の有害ミネラルによって発症している」

これについても考えました。
私がマグロの刺身が好きで、よく食べてたからかなぁとか。

また、厚生労働省が妊婦の魚介類の摂取について注意事項を公表していることも気になりました。

「胎児への影響の可能性がある」とは書いていても、具体的には何も書いていない。
厚生労働省は全てを知っていて、ある情報を意図的に隠ぺいしているのでは、などとも考えてしまいました。

あと、防腐剤に水銀化合物であるチメロサールが使用されている予防接種のワクチンがあるという情報もありました。
髪の毛を郵送するだけで、体内のミネラル濃度が分かるという毛髪検査があり、それだけなら子どもに害はないと判断し、実施しました。

キレート剤やサプリメントのセールスが心配でしたが、娘に関して若干濃度の高かったアルミニウム除去のサプリメントのちらしが同報されていただけで、セールスはありませんでした。
水銀の濃度は思ったより低く、これに関してはこれっきりです。

例え濃度が高かったとしても、キレート剤やサプリメントを服用させるのはリスクが高いと考えます。

2-3.電磁波

「携帯電話等から出ている電磁波が原因」

これについてもあれこれ考えました。
私は外出しているときは、いつも携帯電話をズボンのポケットに入れているからなのか、とか寝るときいつも枕元に携帯電話を置いているからなのか、とかホットカーペットに子どもを寝かせるからなのか、とかなどなど。

これを気をつけることは子どもの害にはならないので、しばらく意識的にやってみました。
2人目がまだだったのでズボンのポケットには携帯電話を入れない、携帯電話は枕元に置かない、置くときは電源を切る、子どもをホットカーペットに横にするときは枕を挟む、などなど。

嫁にもお願いしましたが、うるさがれたことも。
まぁ、結局は電磁波が脳に与える影響って、まだよく分かってないんですよね。

2-4.難聴

「耳がよく聞こえないので、言葉が遅い」

これは発達障害の原因というよりも、発達障害でない理由の一つで考えたこと。
まぁそんなことはなかったですね。

ざっと以上のようなことを調べまくっていた(もっとあったかもしれない)のですが、ある日「あぁ、そういうことか……」と自分なりに納得するときが来ました。

3.発達障害の真の原因

ネットで発達障害について調べまくって、結局原因は解明されていないんだと悟り始めた頃、本屋で発達障害に関する本を見つけました。

新書コーナーに2冊見つけた時は、まるでバイブルを発見したかのような感覚になりました。
発達障害に関する本が存在することに感激し、これから見つける本は全部買おうと思いました。

大きな本屋に行けば発達障害に関する本が山ほどあることを知るのは、その後のことです。

そして即買いしたうちの1冊が、「発達障害の子どもたち」でした。

著者は杉山登志郎先生という人で当然その時は知りませんでしたが、その後著名な方であることを知りました。
3回ほど講演を聞く機会もあり、テレビでもよくお見かけします。

発達障害についての知識が不足していた頃にこの本に会えたことは、幸運だったと思います。

この本に「生まれつき」か「環境」かという章があり、発達障害の原因について触れています。
その中で「リスクが積み重なって」という言葉がありました。

下記は、その中の抜粋。

たとえば高齢出産、タバコの影響、多胎、未熟児、生後から一歳ごろまでの環境的要因、刺激の絶対量の不足、逆に刺激の絶対量の過剰などなど。それのみでは原因となり得ないが、そのおのおのが要因となりうるのである。

・・・・・・なるほど。
娘は未熟児で生まれました。

もちろん未熟児で生まれた子が全て発達障害になるわけではないし、発達障害の子は全て未熟児だったわけではありません。
でもリスクの一つではあったんだろうな、とは思います。

娘が未熟児でなかったとしても、発達障害の資質はあったんだろうな・・・とも。

「誰のせいでもない」ということを理解し、我が子の障害を受容したことにより、親の関心は「療育」に移ることになります。

発達障害児の親が調べてまとめた!発達障害の治療法は?

※上記抜粋の内容は杉山先生の見解であり、科学的に解明されたことではないことは補足しておきます。

4.まとめ

発達障害の原因として噂されていることをまとめました。
しかし、私は「生まれつきと環境のリスクが積み重なって」ということで納得しています。

元々発達障害の資質がある子どもにリスクが重なることにより発症すると。
そのため、元々発達障害の資質がない子どもには様々なリスクが積み重なっても発症しないと。

要は誰のせいでもないということを理解し、「今ここにいる」子どもとしっかり向き合うことが最も大事なことだと思います。

そして、子どもの自己肯定感を養うことが大事です。
そうすれば例え今は手がかかるだけでも、きっと可愛い一面を見せてくれるようになりますよ!








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