どうも、「発達障害児の親による発達障害児の親のためのサイト」管理人のいけともです。
発達障害児の特性としてこだわりがあり、それをやめさせようとするとパニックになりますよね。
今回は私が発達障害について分かったつもりになって分かっていなかったこと、我が家の発達障害児あお本人が専門家へ相談しアドバイスを受けたことを書きます。
目次
1.好き過ぎて感情が抑えられない
あおは好きなものに対して、好き過ぎて荒れてしまうことがあります。
以前は、WiiUのマリオカートでそうなってしまいました。
車がジャンプする所でボタンを押すとキャラクターがカッコよくポーズを決めるのですが、それを真似してしまいます。
早いスピードで足を上げたりして、隣にいるあかに当たりそうになります。
だから妻や私が注意するのですが、そのたびに本気で泣いてしまいます。
毎回こうなので、正直呆れてしまう所があります。
どうしようもなくやりたくなってしまうのは発達障害の特性であることは理解しているつもりですが、何とかやめさせたいと思っています。
それで、「やりたくなるのは、よく分かるよ。でも危ないから、やめるようにしようね」と言うと、「誰もいない時ならいい!?」と泣きながら聞いてきます。
まぁ誰もいない時だけならいいのですが、「この時はいい、この時はダメ」というよりも分かりやすいかと思って、「ダメ」と答えました。
パニックになるのをなくしていきたいと思ったのもあります。
2.あおが専門家へ相談をした!
ある日妻がこっそりと私を呼ぶので何かと思ったら、あおの机の上に手紙がありました。
年度初めに学校からもらってきた「子どもの人権SOSミニレター」というもので、いじめなどの相談を電話や手紙でするというものでした。
そこにあおが書いていたのは、「私はゲームで真似をしたり興奮したりして、お母さんとお父さんに怒られます。やめようと思ってもついやってしまって、怒られます。私は、どうすればよいでしょうか?」という内容のものでした!
これを読んで、色んなことに気づき、驚かされました。
- あおが手紙を書くほど悩んでいたこと
- 年度初めにSOSミニレターをもらったことを覚えていたこと
- 分かりやすい文章で書いていたこと(「興奮」が「幸ふん」になっていましたが・・・)
- 自分で何とかしたい、何とかしようと思っていること
・・・・・・など
そして、一番ハッとして反省させられたのは、「あおが自分でもゲームの真似をやめたいと思っているのに、それができない」ということでした。
私は、あおのこと、発達障害のことを分かっているつもりになって、全然分かっていなかったなと。
「ゲームの真似をしたくなる」のが発達障害の特性ではなく、「ゲームの真似をやめたいと思っても、それがどうしてもやめられない」のが発達障害の特性なんだなと。
子どもを怒る親だと思われてもいいので、その手紙は出すことにしました。
この問題が解決すればよいし、プロの相談員の方がどんなアドバイスをしてくるのかも楽しみです。
その後妻から聞いたのですが、ある日もあおがゲームでプチパニックになり、その時は妻は何も言わなかったそうなのですが、あおが「早くSOSレターの返事来ないかな・・・」とつぶやいたそうです。
3.あおの相談の返事があった!
「人権擁護委員」という人から、かなりの達筆であお宛てに手紙がありました。
要約すると・・・、
- 感受性が豊かで素晴らしいと思う
- 兄弟姉妹がいるのか、家族と一緒の部屋なのか自分の部屋なのか、が分かれば具体的な相談に乗りやすい
- 自分の部屋でやっているのであれば、家族と話し合うことが大切
- 難しいとは思うが我慢するという努力も大事
- 家庭でも学校でも約束事(ルール)を決めていければいい
- おうちの人としっかり話し合ってみてください、応援しています
という内容でした。
あおの相談が具体的でなかったので、具体的なアドバイスにできなかったようですね。
「悩みが解決されないなら連絡ください」とSOSミニレターの原紙が同封されていました。
これが届いたときあおは一人で真剣に読んでいたようですが、納得したのかどうなのか。
あおに聞いてみましたが、「うーん」といった感じでした。
またミニレターを書きそうではなかったです。
その後マリオカートからは興味が離れてその真似をすることはなくなりましたが、他で荒れることがあります。
もう一度手紙を出して、具体的なアドバイスをもらってみたかったですね。
関連記事:発達障害児あおが書いてくれた作文|私はお父さんが好きです
コメントを残す